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武道通信十八ノ巻

特集 自衛官と『葉隠』
自衛官に捧ぐ――武士たりうるか 国軍たりうるか

★対談 現代のサムライ 田中光四郎 現代の軍学者 兵頭二十八

前田日明編集長対談 論客 松井章圭
武術の競技化、この果てぬ葛藤―極真<一撃>がめざすものとは?




対談

現代のサムライ 田中光四郎
現代の軍学者 兵頭二十八

アフガン、自衛隊、武術・格闘技、武蔵、『葉隠』まで縦横無尽に語りあった『武道通信』最長32ページに及ぶ超ロング対談
兵頭氏が『葉隠』新説を展開

(自衛隊に関してのさわり)

兵頭 15世紀末から18世紀に、ヨーロッパの軍事組織も「ゴシック」から「バロック」へ移行したと言われます。つまり、都市に篭る歩兵や騎兵の小部隊では、もう大砲を有する大部隊には勝てなくなり、国王絶対主権の下で巨大な常備軍が整備された。日本の自衛隊もこの延長線上の「国軍」なのだろうと私は思いますが、田中さんは今の自衛隊についてはあまり好感を持たれてないようですね。

田中 自衛隊は国軍と言っても彼らは志士ではないのです。職業で、飯を食うための就職ですよ。自衛隊の予算が5兆円、その半分が人件費ではないですか。
  戦うための兵員という感覚ではないでしょう。それを国軍というには私は抵抗あります。戦うことを知らない人間が、喧嘩したことない人が「あいつ殺してやる」と簡単に言いますでしょう。同じことですよ。戦うというのはそのようなものではないですよ。大義となる国の礎がない今の日本で守るもの何かありますか? 何もない、熟れきって腐りきって。一回根底からひっくり返した方がいいと思います。

★『葉隠』論者 嘉村 孝
「葉隠型戦闘集団たれ!」と国民に支えらる軍隊をと

銃砲史研究家 山本伊左夫
「謗りに耐え、有事に備える矜持」は葉隠武士と同じ

★元陸将補 岡崎欽一
「平成の武士道」は死ぬことを見つけられなかった武士道

★予備陸曹 神 博行
「国防を任せられるか」と自衛隊のある真実を伝える

★戦史研究家 井上公司
「自衛隊体験のススメ」と教え子を入隊させた経験

★元二等海曹 田中華寿雄
「『葉隠』と自衛隊」はサラリーマン化した実体


松井章圭 前田日明 対談

<一撃>のその真意を語る。石井館長のいう<武道の生産性>としてのK―1とは異なるものとして<一撃>を捉え、極真会館の未来像を語る。

さわりとして対談の中の見出しをご覧いただこう。

◎少年の空手人口の増加
―道場が生き方教育の場

◎失われた神聖さ、聖職
―神聖さは自分で決める

◎武道とスポーツの違い
―大山総裁の言葉の意味

◎日本本来の精神育成文化
―「道」を歩む終身修行

◎武術の競技化の矛盾
 ―極真空手の葛藤

◎「道」を求めた大山総裁
 ―極真の「一撃」の意味

◎治療、リハリビの向上が必至
 
―日本の国家的損失

 


■実戦の抜刀術
陸軍・戸山学校編 「軍刀の試斬」

風雲告げる昭和19年、陸軍戸山学校から「軍刀の操作と試斬」が刊行された
甦る日本陸軍、軍刀における斬撃刺突法
<軍刀は、其重量、長度、構造、重心位置等おいて竹刀と異るのみならず、その用法においても刃筋、速度、力の方向、肉体に斬り込む気持、突き刺す気持等におて差異あり>


■一水会代表・木村三浩に聞く
民族の原点に還った新たなる闘争

「絶対的理不尽」が無くならない限り自爆テロは無くならない
岡倉天心の「西洋の栄光は東洋の屈辱」はいまなお変わらない
氏はこの二つのキーワードを基にアメリカの覇権主義に立ちはだかる民族闘争を呼びかける


■戸塚ヨットスクールを支援する会に聞く
脳幹トレーニングと武道教育

命がけの真剣な行動が人の能力を100%活かす――戸塚 宏校長が提唱する「脳幹トレーニング」はまざに日本伝統の精神育成の武道教育だった


■野呂田秀夫の前田日明の肉体と魂
前田日明の肉体解剖

UWF時代から前田日明を見続けたメディカルアドバイザーが見続けた前田日明の肉体と魂


◎刀と日本人 第六話(最終回)  
刀に寄せる五味康裕に悲願

美しい日本の姿を刀剣に見る――汚穢(おえ)から清明美への回復