特集*武は情報の仕組みの業なり
敗戦直後のまだ自虐史観が巷にはびこる前、「日本は情報作戦に負けた」と復員兵たちは語った。武と情報戦とは。武の心が消え去ろうとするサムライの国で、武と多面的な情報なるものを考えてみた。面白き哉、武と情報の因果。
巻頭断言 武術は情報の計算学 ―島津兼治
武とコンピューター ―山本伊左夫
「情報」とは何か?総括的に考察し、人間とコンピューターの動作基準を探る
兵法家伝書かく語る ―田中光四郎
「輪書」と並ぶ兵法の聖典が説いている武の情報収集
至近距離の情報合戦 ―廣木道心
生存のための情報。見切り鍛錬法、手捌きの実践解説もあり
戦時国際法の読み方 ―別宮暖朗
戦争には法がある。法から照らすイラク戦争
藍は情報をネットした ―兵頭二十八
江戸時代、全国に普及した藍染めから情報を考える
○「床几」 「構え」とは古流武術家かく語る
牧野誠一(翔慧塾カラテ主宰)/古木得生(熊谷合氣研究会主宰)/富樫宜弘(梁山泊空手道連合総帥)/京一輔(誠武館師範)/吉田翰玄(武道通信Web編集員も武と情報を)
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