■オンリー・ワン
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閑話休題
木村 → 戦前の民族派 スケールの大きい 気骨のある人たちがいた 欧米列強の植民地主義に正面から闘いを挑んで 「大アジア主義」という思想を担った人たち 玄洋社の遠山満 黒龍会の内田良平 そして大川周明 北一輝 滝川亀太郎ら アジア主義をさらに発展 大川周明 イスラム教の「コーラン」 初めて日本語訳 『回教概論』を書いたり 視野の広いアジア主義者 大川 それぞれの民族が「本然を尽くす」ことを訴えていた 私も そのとおりだと思う 偏狭なナショナリズムでなく 世界の各民族が相互に尊重していくのが 私の基本理念
杉山 → 松本さんが机の上に置かれた『右翼は終わってねぇぞ!』 付箋がたくさん貼られている ご本人に直接問いただしたいことがおありでないかと お二人の対談終了時間も迫りましたし ご質問があれば
松本 → いやいや 一生懸命勉強させてもらっています
木村 → 松本先生にそれだけの付箋を貼っていただいたのは 右翼ではひょっとすると鈴木邦男と私だけはないでしょうか(笑) 新右翼も もっと勉強し 末松太平(「二・二六」を支援)さんの域を超えるようにしたい 我々は民族派活動家として つねに「行動」を起こさねばならない使命がある イラク ユーゴ 北朝鮮へ飛んで行って意見交換をしたり 連帯を組んだり 自分の体を動かし いわば「実践」をすることから 地に足がついた考えを鍛えていきたい 今回「対談」なんておこがましくて 先生の胸を借り 勉強させていただいている次第
松本 → それだけ経験があり 私とは違った世界や民族を見てこれたのですから教えられることがある ただ若干 私が歳上だというだけです 人 それぞれ資質が違うし 役割が違う 変革期に表れる三つのタイプ 一つは予言的思想家 いまの世 こうなっている だからこうしなければならない 佐久間象山 吉田松陰 二つ目 言的思想家の考えを 「これは正しい」という人間 では自分は何をやるか 見て行う志士タイプ 奇兵隊をつくった高杉晋作 海援隊をつくった坂本龍馬 三つ目 政治的人間 もうこれからは武士の時代ではないといって 廃藩置県 徴兵制度 近代国家制度を作った 西郷隆盛 大久保利通 木戸孝充 変革期 自分が成すべきことは何か? を確かめるために 違った考えの者と議論しなければならない 議論していくと 自分の資質 役割 アイディンティティが見えてくる これは国との関係もそう ナショナル・アイディンティティの再構築を 日本だけに閉じ込めっていてはダメ つまり日本のオンリー・ワンを考える必要性 これにて 松本⇔木村対談は閉じ
−−−−−−★−−−−−− オンリー・ワン → たったひとつしかない 他にない唯一無二
「日本人ファースト」→ 日本人優先 「日本のオンリー・ワン 」までは届いてないようだ
2025/08/29(金)  |
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