■異常な遊学旅行 克明な感想日記
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湯浅正憲師から 教わった もう一つ 吉田松陰 そのころ 片言節句{へんげんせきご}に聞いた 松陰の話 妙に 胸に突き刺さる
そこで高校三年のとき 松陰の『留魂録』を読む さらに翌年 萩を訪ね滞在 初めて黒船から幕末までの“現場”の残香を感じた そのとき 奈良本辰也の松陰の伝記を入手 そのまま山陰で下関に向かって辿り さらに島原・天草に渡って 旅のつれづれに読んいて異様に興奮した
もっとも このときに得た松陰像 雑駁なもので とうていその後の松陰を考える基礎とはなっていない ただ松陰が異常なほどまでに遊学旅行をして 多くの人物と接していたこと また そのつど 克明な感想日記を記していることに驚いた
『西遊日記』 『東遊日記』 『東北遊日記』 『回顧録』 そのころから そろそろ日記を書かなくなっていたので 慌てて書き始めたものだ
−−−−−−★−−−−−− 『留魂録(りゅうこんろく)』 吉田松陰が処刑前日に門下生へ宛てた 死生観と志を遺した約五百字の書 「死して不朽の見込あればいつでも死ぬべし 生きて大業の見込あらばいつでも生くべし」 という信念のもと、死を恐れず、志を継承することを説いた
2026/04/28(火)  |
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