■鉄砲と射撃技術は迷信だらけ
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今回の願い ―― これはかなり向こう見ずな試み しかしながら 少なくとも既に諸氏がもっいいる 漠然とした 鉄砲感を もう一度あらためて考えてみようという 気運を呼びだすことができるかもしれない
アメリカ映画で しばしば 中〜遠距離の標的に対して精密射撃を行うための光学照準器 スコープライフルを使った狙撃シーンが登場する スコープの視野には レティクルと呼ばれる十字線が見える これを滑るようように移動し 目標にピタリと合致すると相手の表情までが はっきりと読み取れる ストーリーでは大抵ここで相手が樹の陰に入ったり 狙撃者はチェと舌打ちする ほんの数ミリ引き金を引くだけなのに…… 手に汗握るシーンである
アメリカは鉄砲天国 過半数の人はライフルがどんなものか経験済みなのに 実は このシーン大嘘 言い換えれば演劇上の約束事の虚構 日本の時代劇で着流しの浪人が右手をちょっと落とし指しの刀の柄に触れ 鍔がパチンと鳴ると しばらくあって15cmほどもあるか傍らの松が 切り口も鮮やかに倒れてくる あるいは美人の忍者がエイと気合い一声 後ろ飛びで3mもある塀の上に飛び上がってしまう 大抵の日本人はなら虚構だと思いながらも楽しんでしまう 「浪人さんは遣い手で 伝家の名刀なんだから まあいいじゃないですか」 筆者なら「由美かおるちゃんだから 色っぽいからいいじゃない」 ということになる しかし アメリカ人の日本史研究家 あるいは自称研究家 「日本刀はそれくらい斬れます」と云って売り歩いたり 「昔の忍者はそれくらいの体技ができた」と信じたりする
実は日本人の鉄砲理解は それに近いものがある 前述のスコープライフルを使った狙撃シーンを真実だと思いた アメリカ人と 同じ過ちなのだ
−−−−−−★−−−−−− アメリカ映画 「ボディガード」(1992) ケビン・コシナー&ポイットニー・ヒューストン 主人公のボディガード 黒沢明 『用心棒』を62回観た」というセリフ そして あの有名なシーン 刃を上にした日本刀の上にスカーフを落とす 二枚になって落ちる……
2026/04/17(金)  |
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