■大義名分
|
シャカと孔子 どっちが古い人か インド側の文献が不足しているため よくわからない しかし 日本に入ってきたのは まちがいなく 孔子さんの儒教が先
その証拠の一つ 聖徳太子 十七条憲法 「以和為貴{わをもってとうとしとなす}」 論語に「礼之用 和為貴」とある これを参考にしている
支那では 道教は貧民のもの 仏教はブルジュア 貧民 肉食禁止など庶民が守るわけない 儒教は政治家 帝王の特権階級ものだが 徳(徳治主義)と秩序(礼)で統治する 儒教の理想を皇帝の権力と結びつけた 中国の統治構造その代わり 常に社会全体をどうしようかと考えていたのは 儒教だけ
日本の朝廷 まず儒教を学ばなければと思ったのは当然 仏教は個人救済色が強く 道教になると これはもう明白な「反政府」
歴代の天皇の名に多く「仁」がつく もちろん儒教の影響 最初に用いたのは清和天皇 諱は惟仁{これひと} 藤原氏の天下になったのだから 天皇家はおとなしくくしていよう という意味が込められていたのではないか 南朝の天皇が一人も「仁」を使わなかったのは 「臣下の言うなりにはなんらない」との気概かもしれぬ
さて 同じ軍記物でも『平家物語』と『太平記』とでは調子がガラリと変る 『平家物語』が長編詩のようであるに比べ 『太平記』は とにかく小理屈が頻繁に出て 文学というよりは論文である ただ 大儀に殉じる楠父子のキャラクターの強烈さ 理屈とリズムがタッグを組んでいる格好良さでは 新しい時代の「講談」に先駆けとなった
『太平記』が理屈が多いのは 南北朝時代に大陸から朱子学が流入したからだ 朱子学は宗代に140年くらいかかって形成された儒学の一派で 「大義名分」を唱えた
−−−−−−★−−−−−− 衆議院解散 「大義名分」が無い と野党 総理 「高市早苗が総理で良いのかどうか」と解散の大義と この大儀に野党 更に批判轟々
南北朝時代に大陸からきた朱子学 いまの世の国会でも ハバを効かせている
2026/01/29(木)  |
|