■8・15 攘夷にとって不吉きわまる日
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「遺族会」と利益を共有する「日本戦友連合会」も 昭和30年8月14日に 終戦時の自決烈士(特攻隊)の鸚彰慰霊祭を 昭和31年8月14日に また 殉国緒霊鸚彰慰霊祭を 昭和32年8月15日には 大東亜戦争戦争殉国英霊祭を それぞれに靖国神社内で執り行ない 昭和33年には同慰霊祭を8月15日 九段開会で実施
こうした運動にあおられる形で ついに政府の全国戦没者追悼式も 昭和38年から靖国神社のすぐ隣りの 武道館で 8月15日に開くことが恒例化していく
しかし 『ベルサイユのバラ』ブームや 田部井淳子さんによる女性初のエベレスト登頂昭和50年(1975) 遺族会の根拠を磐石にする 靖国神社法案が最終的に断念されたのは 軍人と遺族への国家の援助は もう十分な水準を回復したと国会議員の大方が判断したからだ
にもかかわれず遺族会の票を頼む代議士ら 「8.15公式参拝」に力点を起き変え 運動を続けたのは いったん獲得した政治家への影響力を保とうと図ったからだ
三木/福田/鈴木と歴代総理 これに乗ったが 支那が中曽根総理に それを中止させるという「外交上の大勝利」を上げたことから 今日までつづく靖国の本質には霞がかけられている
日清戦争中 靖国神社では 月毎に「戦勝悲願祭」が催行されていた これが本来の靖国神社の仕事ではないだろうか
靖国神社は 維新前後は長州藩の団結の霊場であり 日清戦争前後は国民国家が攘夷を勝利を祈る場所となったが 日露戦争後から陸海軍の私的宣伝施設のようになり 敗戦後は国民の軽薄腰向けぶりが悪影響して 近代日本の懴悔の場に変質されつつある
近代日本のために一命を捧げた戦死者が 8・15などという攘夷にとって不吉きわまる日に わざわざ神社に呼び出されて 大きくお祭りしてもらいたいはずがあるかどうか 読者は常識で判断しましょう
2026/02/24(火)  |
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