■小柄{こづか}工房
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【『小柄工房』 事始め 角田芳樹{かくたよしき} (日本武道具)】
武道具店の店主に角田さん 以前から不思議に思っていたことがある 剣道の面/銅/小手/竹刀 作り工程を見る機会は少ないとしても 無くはない しかし 日本刀となると ほとんど とっかかりがない
記念祭 刀物祭り 刀工が白装束に身を包み 鳥帽子を被り 焼き入れの場面 ちょっと公開するだけ
刀の鍛えとか焼き入れをやってみたいと思っても 「作刀体験入門OK」の看板がかかっている所など どこにもない
【角田 → 刀、作刀とはそれほど特別なものなかであろうか? 日本刀は世界に誇る火と鐵{てつ}の結晶として今では美術品としての枠組みで「保護」されているが、刀そのものを作りたいと思っても作れない仕組みになっている。 長さ云々のことがあるにしてもお役所の法の網がしっかり被せられていて、 カスタムナイフ作りのような自由さはないに等しい。 また、残念ながら多くの作刀家は「作刀行程を体験させてもいい」とは言わない。 そもそも素人が鍛錬場に立ち入ることを拒み、仕事場は見せるものではないと思う人が多いのである。それはそれで理解できない事ではない。】
しかしながらと 角田さんは云う 作るとすぐ売れる刀工は稀 多くの刀工 経済的に恵まれていない 高価で手の届かいもの ガラスケース越しに眺めるだけのもの 居合愛好家 美術愛好家 投資家だけのものになっている こんなことで日本刀 生き残っていけるのだろうか
角田さん そこであることを考えついた それが 「小柄工房」であった 某刀工の作刀場に出向き 作刀現場を見 焼き入れを体験する 第一回目 角田さんから連絡 すっ飛んで行った
ちょこっと素延を体験し 焼き入れを体験 熱され赤くなった刃 すばやく水桶に突っ込む 「ジュウー」との音 いまでも 耳底に記憶さている
銘は何にします と刀工 頴男の 頴でと 鎺{はばき}の下に 「頴」と刻まれた銘がある 刃渡り14cm 小柄
平成十二年のハナシだ その後 作刀体験 「Youは何しにニッポンへ」の一つになって 西新井大師の近くの小柄工房には 作刀体験するYouが訪れると聞いた
★------------------------------★ GHQ 日本刀を恐れた 日本兵に闘争心を植えるけるものとして 報復を恐れ 民間人の日本刀も没収した 敗戦後 刀劍界 生き残り策として GHQに忖度した
2024/10/04(金)  |
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