■日本刀の斬れ味
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津本陽 サラリーマンを辞め 三十半ば 郷里 和歌山市に帰る 大地浦 伝統捕鯨を材に『深重{しんじゅう}の海』で直木賞 剣豪小説でなく純文学 受賞後 実在の紀州藩士をモデルにた 『闇の蚊龍{こうりゅう}』 読んだ河口松太郎 『オール読み物』編集長へ 「津本陽に剣豪小説書かせろ」とハガキ
前田 → 『隼人の太刀風』『明治撃剣会』『塚原卜伝十二番勝負』 など 立て続けに出されましたね 前田 読んでいたんだ
津本氏 剣道は子供のころからやっていたが 日本刀で斬ったことなかった (後述 子供のころ 進駐軍に没収される前 家にあった脇差で庭木を斬りまくった) 巻藁とかの抜刀はしたことなかったとの意味だろう)
薪割りの経験はある 剣豪小説を書きはじめたとき 斧で薪を割る瞬間の手ごたえ ぎゅつと粘りがある そこをバーンと叩く そんな手ごたえを書いた
山本七平 「日本刀は斬れない」と どこかで書いていた 前田 ここで補足 「陸軍が配給したモリブデン製の量産された軍刀」 コレ MCの筆入れだろう
『小説・新撰組―虎狼は空に』を書きはじめた頃(昭和59年) 剣豪小説を書きはじめて四年目ほど 日本刀の斬れ味を知りたくなる
文藝春秋の編集者に 「日本刀の斬味を試したい」と何気なく 何を斬るかとなって 巻藁とか竹じゃなくて 生き物を斬った方がよいということに 津本氏 新撰組史料にあった 土方歳三が催した 罪人の遺体 試斬会を思い出したのではないか 豚の腰から膝までの片腿(18s) 車に積んで向かった先が 中村泰三郎
つづきは 次回
−−−−−−★−−−−−− 拙者 津本陽 『下天は夢か』 しか読んはいなかった 読んでいたのは藤沢周平 他は司馬遼太郎 『梟の城』『燃えよ剣』
なぜ 時代小説 取り上げたか そのときの 気分だったのだろう 時代の空気(精神) 読んだのだろう サムライ・イレブン サムライ・ジャパン が流布したころだった
2024/07/07(日)  |
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