■カミカゼ
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特集 IT戦争に勝つ!」 の真逆の体当たり自爆
【特攻の心――元陸軍特攻教官、特攻隊員の伝承 田形竹尾{たけお}】 聞き書き/松下大圭(ソフトウエアー技術者、本誌web編集員)
松下君だ 武道通信のサーバー ここは信用できると教えてくれた PC「既刊案内」 “めくってみる” 十二ノ巻 【坂井三郎 追悼】 「大空のサムライ」が残してくれたことを語り合う。 松下大圭 佐々木建 対馬憲泰 神崎無現 鈴木健二郎 小松直之
十九ノ巻 【追憶 坂井三郎 二年忌】 「零戦の空戦哲学」 松下君 『大空のサムライ』 人生のエポックメーキングだった
さて 田形氏のことだ 八月十五日前日 特攻命令を受ける ソ連 不可侵条約を破り 日本本土への攻撃をしようとしていた 攻撃目標はウラジオストック 翌日 終戦の詔書 玉音放送 特攻中止
支那事変から大東亜戦争終結まで十年間 陸軍戦闘機パイロット 三度の重軽傷 度重なる危機をくぐりぬけてきた 特攻が実施されてから教官として特攻隊員を教育
戦闘機パイロット/特攻隊員の教育/特攻命令受る この三つを経験し 戦後生き延びた陸海軍関係者は少ないはず この経験から 戦後 特攻の真髄/心 伝えつづけて続た田形竹尾氏 じっくり耳を傾けよう
−−−−−−★−−−−−− 昭和十九年(1944) 十月二十五日 零戦 空母「サンティ」にて急降下 零飛行甲板に命中 42平方mの大穴を飛行甲板に穴あける 六名の戦死者 四十七名の負傷者
続く二機 護衛空母「サンガモン」「ペトロフ・ベイ」に向かってそれぞれ急降下 いずれも対空砲火を浴びて両艦の至近海面に墜落 残る1機 護衛空母「スワニー」に急降下 「スワニー」は対空砲火で応戦 零戦は火を噴いたものの そのまま後部エレベーター付近の飛行甲板に命中 機体と爆弾は貫通して艦内で爆発 七十一名の戦死者 八十二名の負傷者
米国戦略爆撃調査団 日本人によって開発された唯一 もっとも効果的な航空兵器は特攻機 戦争末期の数カ月間に 日本陸海軍の航空隊が連合軍艦艇に対して広範囲で使用した
欧州 自爆テロ 「カミカゼ」と呼ばれている 先の五月 ウクライナ軍の小型無人機を 欧米メディア 「カミカゼ・ドローン」と呼んだ
この揶揄に立腹する同胞 多し 特攻隊は軍人相手 非戦闘員は非
戦後まもない頃 日本軍に侵略されたという フィリピンの映画館 神風特攻隊シーンが出ると 観客たち なぜか大喝采
“YОU”のサムライ好きの根っ子に 「カミカゼ」があることを 武州裏店の傘貼り浪人は 知っている
2024/11/13(水)  |
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