■カラスの子
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マルサス 貧乏人がいるのは人口が多すぎるからだ 狩猟でなく 持続的食料 もっと農業に力を入れよ いまの農業生産高 マルサスの時代に比べものにならない しかも貧乏人も比べられないほど増えている
マルクス 貧乏人がいるのは 國や金持ちが 横取りしているからだ 奴らを消滅させれば 貧乏人はいなくなる 金持ちを殺しても 別な金持ちが生まれ 貧乏人はなくならなかった
マルサスもマルクスも どこが まちがっていたか 二人とも なぜ人間は競争するのかを 深く考えらfれなかった
軍学者 “カラスの人口問題”で説明する 人間 ゴミ箱にたくさんの生ゴミを捨てる カラスの餌 増える カラス 一度でたくさんの子を育てることができる たくさんの子が増えれば ある日を堺に カラスの総人口を養うには足らなくなる
親のカラス 何日も食べなくても死ぬことはないが カラスの子は 何日も餌がなかったら カラスの子は死んでいく ここでカラス同士の「競争」が起きる 体が大きく強い親カラスは 優先的に取ることができる 七つの卵があれば 全部の子を育てることができる 体が中くらいの親カラス 三つぐらい育てられる 体が小さく弱い親カラス 七つの卵 一つも育てられない みな死んでしまう
学生諸君 君たちのやっている「競争」と このカラスたちの「競争」と 何ら変わりはない
人間は自分の死を考えられる唯一の動物だ 先の先まで考えられる 強い頭の良い親は 将来 「誰の子が先に飢えて死ぬか」 なんて残酷な競争にはまり込むのは避けた方がよいと いろんな工夫をする そう それが受験勉強などいろいろな社会制度なんだ 家族同士の受験競争 企業同士の経営競争 国家同士の戦争 これら「競争」に負けると貧乏になってしまうという仕組み 人間が人口をおさえようとするための無意識のうちにつくってきた制度だ
この制度があれば 貧乏になった者はもちろん 金持ちの親の側でも やたらに自分の子を増やすことができない そんなことをすれば 将来 自分も貧しくなってしまういことを 人間は予見できるからだ
「戦争は人を殺すが 経済戦争は人を殺さない」 真っ赤な嘘だ 受験競争や経済戦争も 数え切れないほど 人を殺している 生ませない という人殺しを
激しい競争がなければ たくさんの子が生まれているはずだ それを私たちは 誕生できないように仕向けている 生まれる前に殺しているだ
それが 人間社会の制度や競争に隠された意味なんだ
China共産党 「一人っ子制作」 無意識のうちにつくってきた制度だ
【国家はどうしてできたか】 次に
2024/03/27(水) |
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