■中心を外す美学
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松岡氏 「能」 「いかす] 「いけどり」 「おとづれ」 語ってきた 次は 中心をずらす 「際」「端」 「切れ」 の発見
四天王寺や飛鳥寺など 六世紀後半に建設された寺院の伽藍配置 左右対称 支那から伝わった建築法 しかし 七世紀末 建立された法隆寺西院伽藍 右手に金堂 左手に五重塔がある非対称の配置 コレ 南京大学出版社出版 『図説日本建築史』から
六世紀後半〜七世紀末 飛鳥時代〜 藤原京に遷都 平城京に遷都 このとき 「能」 「いかす] 「いけどり」 「おとづれ」「際」「端」 「切れ」 の発見の初動があったのではないか <ひらがな><カタカナ>の発明 つづいたのではないか
【松岡氏→それは、日本が中国的な哲学や美意識やパワーというものを受け切れなかったと見るか、中国とは違うものを作ろうとして中国のものを受け入れながら、常に中国とは違う、対称性を崩すほうに走ったか、どちらかだと思うんですが、僕は後者をとっています。】
古代ギリシャのパルテノン神殿からバッキンガム宮殿 左右対称 自然を征服した証 非対称 自然と同化した証
中心を外す 天皇も中心ではなかった
2024/05/08(水)  |
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