■ 梶原一騎
|
十六ノ巻 【この国は なぜに脆弱になったのか ――対談特集】 米國のイラン空爆に 日ノ本政府 YES NO はっきりいわない 「この国は なぜに脆弱になったのか ――米國 イラク空爆」 このタイトル 二十三年後のいまでも 使える 兵頭二十八 ⇔ 前田日明 松本健一 ⇔ 木村三浩 嘉村孝 ⇔ 戸部アナマリア 【論客対談 兵頭二十八 遅れてきた「格闘技ファン」 ――分かりかけてきた「前田キャラ」の引力】 こんなはじまりだった 【私は他人様のドメスティック・マター(家の中の事情)を聞くことを生理的に好まない。男同士、家庭環境や育ちなんて関係ない。現在の生身の品質で勝負すればいいじゃないかと思ってきた--------】 これは前振りであった 兵頭さんの父親は「プロレスは八百長だ」と云って家族のTV観戦を禁止した そのくせ兵頭さんが小学五、六年生頃始まったキックボクシングの録画放映は大好きで その理由は訊くと「これは八百長ではない」 まあともかくもこんな事情で 私の記憶体系にはごく最近まで 「プロレス」は空白であった これも前振りであった
兵頭さん 本誌に連載記事を書いている以上 力道山の伝記もの ベースボール・マガジン社『日本プロレス全史』くらいは一読しておかないと 日本文化を真に理解できないのではないか そして結論はこうだ 【故・梶原一騎氏を再評価することにもなった。彼がその著『劇画一代(梶原一騎自伝)』の中で、日本人の好みが吉川英治版の宮本武蔵キャラに戻ると分析している下り、すなわちあの<武蔵>は将来の日本の格闘技シーンにおいてもライトモチーフであり続けるだろうという示唆を書き遺していることに、私は改めて驚かされた。またこの謎多き作家が今の日本の「ケンカ総合格闘技マッチ」の流行を定着させた最重要な仕掛け人であったことも、私は行間から推察しないわけにはいかなかった。「吉川英治のやろうとしたことをどのくらい引き継いだか」で比べたら、司馬遼太郎よりむしろ梶原氏の方が「正統」だったかもしれぬ。】
2025/06/24(火)  |
|