■大東亜戦争の目的は達した
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週刊ベースボールの編集部にだけ テレビがあった 帰社すると 編集部入り口から黒山の人盛り 元帝国陸軍少尉・小野田 寛郎{ひろお} 投降シーン 映していた
二十八歳の元敗戦少年の胸中に由来したものは なぜも三十年 日ノ本の敗戦を信じなかったのか
日本兵が独立戦争に身を投じたのは インドネシアだけではなかった フランス領インドシナ(仏印)/ベトナム/ビルマ
終戦五十周年記念 外人記者クラブ主催 当時の話を聴こうとの企画 その第一号指名 坂井三郎さん ニューヨークタイムス記者 「太平洋戦争 どう思うか」 そんな大きなテーマ 突然 尋ねられても困るが ひと言で云えば 戦闘は完膚なきまでも負けるべくして負けたけど 戦争の目的は達したと思う
戦前は世界の独立国約五十ヵ国 五十年後経った いま百七十ヵ国 アフリカからアジア/南アメリカ大陸 アングロサクソン白色人種による長年 制覇されそして搾取された ところの有色人種 全部 立ち上がった 米国さえもフィリピンを手放さざるを得なかった
【坂井 → これは日本国が大東亜戦争をやったからなんだ。 やらなかったならば、現在でもまだ白人種の制覇が続いているであろう。 それをもって侵略戦争というならば、じゃあ、それまで何百年間、 イギリスがインド、アジア、アセアンで何をやったか。 オランダなんかは本国の十五倍の植民地を持ち搾取しまくっていたではないか。昨日まで自分たちは侵略していたのに、それを排除するために現地に行かねければできないじゃないか。 それをもって侵略というなら、お前たちの何百年はなんだったんだ。………… そう言わなければ百五十年からの我々の仲間が戦死した、その人たちにお前たちの死は無駄であったと言えるか。 そしたら石原慎太郎が壇上に上がってきて、先輩、同感ですと言いにきましたよ。】
ジョグジャカルタのサムライ つづきは次回に
2024/12/01(日)  |
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