■二天道楽
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軍学者 『五輪書』から斬り込んだ “本のひと” <遊び>から斬り込んだ 八ノ巻 【宮本武蔵の遊び――二天の道楽 松岡正剛】
武蔵は どうしても どのようなことをしても 遊べない男 と松岡氏
だからこそ 僅かな遊びを剣の動向(術)に発見できた 「その剣は武蔵ならではのもの 余人が学べるものではない」 柳生利厳 そう云った 松岡氏 それをこう云いかえる 余人 一人ずつが継承するにたりるだけの <ゆるみ>がなかった
武蔵には「宮本二天」との画号による書画が残っている 水墨画には 一に気韻生動{きいせいどう} 二に骨法用筆(こっぽうようひつ} 三に応用象形{おうぶつしょうけい} 四に髄類腑彩{ずいるいふさい} 五に経営位置{けいえいいち} 六に電位模写{でんいもしゃ} がある 武蔵は一と六に意図が集中し 二、三、四、五を飛ばす 途中の試みの絵な残したくなかった たとえて云えば 子供の喧嘩にも真剣を使う
しかし その武蔵も自分の位牌には 「道楽」」という名をつけた 二天道楽宮本武蔵
武蔵 遊びたかったのである
------★------ 物書きの端くれの拙者 書くことで 遊んでいる 草莽奮戦日記で遊んでいる
2024/04/19(金)  |
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